排水の処理をはじめ様々な事業に貢献
ABOUT
殺菌処理や水処理プラントなど様々な設備や工場などにおいてご活用いただいているオゾン発生装置の開発・製造を手掛け、地域環境への貢献を目指してまいりました。多数の開発実績があり、経験を活かしてお客様のご要望やニーズに合わせた開発と製造ができるため、多くの喜びのお声を頂戴しております。日本製で安心品質のオゾン発生装置・オゾン関連装置の開発と製造をこれからも手掛け、より幅広いニーズにお応えしていけるよう努めてまいります。開発に関して気になる点やご相談などございましたら、いつでもお問い合わせを歓迎します。
開発に関して寄せられたご質問にお答え
FAQ
開発依頼の流れや対応範囲などに関してこれまでにお客様から多く寄せられたご質問と回答を掲載しております。
他にもご不明な点があればいつでもご連絡を歓迎いたします。
- オゾンとは?
- 酸素分子にエネルギーをかけ、一時的に酸素原子を3つくっつけた形の分子をオゾンと呼びます。
もともとは酸素です。
一時的に、酸素分子を変形させている分子であるため、持続性は無く、数分~20分で、酸素にもどってしまいます。
日常生活の中にも、太陽からの紫外線などで、自然界にも微量存在している物質です。
オゾン:分子量48
窒素:分子量28
酸素:分子量32
空気 (酸素約21%・窒素約79%の混合気体) :分子量約29
分子量だけ見ますと、オゾンは空気より重いので、空間では、下にたまる傾向があります。
<場所 / オゾン濃度>
一般の生活空間 (屋外) / 0.005ppm
森林 / 0.01ppm
海岸 / 0.01ppm
落雷時 / 1ppm
オゾン層 / 10~20ppm
低成層圏内飛行中のジェット機の中 / 1.2ppm
複写機 / 数~数十ppm
溶接機 / 数ppm
- オゾンはどんなウイルスにも効果がありますか?
- ウイルスに限らず、菌と呼ばれているものは、タンパク質と脂質で構成されております。
例えば抗生物質は、菌のDNAや酵素に操作して、不活性化・殺菌を行います。
これに対してオゾンは強力な酸化力により、タンパク質・脂質を分解し、不活性化・殺菌を行います。
しかし、芽胞菌に代表される強固な細胞壁を持つ菌に対しては、オゾン濃度・オゾンとの接触時間が重要となります。
これを「CT値」と言います。C=オゾン濃度 (単位:ppm) T=オゾン接触時間 (単位:分)
この「C×T」で表したものが「CT値」です。
よって、菌がタンパク質と脂質で構成されている限り、どのような強固な菌においてもオゾンは、不活性化・殺菌をすることが可能です。
ただし、強固な細胞壁を持つ菌の場合、不活性化・殺菌を行うためのCT値が高く、人のいる状態で不活性化・殺菌が可能どうかは、また別の話となります。
以下に各機関によって実証された、オゾンガスによる不活性化・殺菌に対するCT値の例を表に記します。
<ウイルス・細菌名 / CT値 / 死滅率 (減少率%) / 出典元>
大腸菌 / 60 / 99.99 / 昭和薬科大学微生物研究室
黄色ブドウ球菌 / 60 / 99.98 / 昭和薬科大学微生物研究室
新型インフルエンザ (H1N1) / 18 99.7 / 北里大学ウイルス科
新型インフルエンザ (H5N1) / 60 100 / 総務省
ノロウイルス / 72 / 100 / ビジョンバイオ株式会社
アリゾナ菌 (サルモネラ菌) / 600 / 99 / 野村節三氏
腸炎ビブリオ菌 / 3600 / 100 / 野村節三氏
緑膿菌 / 2400 / 99.99 / IHI株式会社
MRSA / 2400 / 99.98 / IHI株式会社
BacilhusSubilis (芽胞菌) / 18000 / 100 / 荏原実業株式会社/北海道工業開発試験所
新型コロナウイルス / 330 / 99.99 / 奈良県立医大
新型コロナウイルス / 60 / 99 / 奈良県立医大
新型コロナウイルス / 60 / 95.4 / 藤田医科大学
新型コロナウイルス / 60 / 94.3 / 藤田医科大学
新型コロナウイルス / 24 / 53 / 藤田医科大学
※出典元等により、同じ検体でも減少率が若干異なるものがございます。これは、試験環境・試験条件の違いに起因する差と考えられます。
※各試験機関等による試験であるため、実際の生活環境下での死滅率とは異なる場合がございます。
以上の表からわかるように、菌種・CT値により、死滅率の違いはあるものの、オゾンは、いかなる菌に対しても、有効性がある事がわかります。
目的に応じ、使用するオゾン発生器の性能及び、使用時間を考慮する必要がございます。
- なぜオゾンが脱臭・除菌効果があるのですか?
- オゾンは「強力な酸化剤」です。
地球上の物質の中で、フッ素に次いで2番目に酸化力の強い物質となります。
その酸化力により、ウイルス・菌のタンパク質・脂質を酸化分解して壊したり、におい成分の分子構造を酸化分解するため、除菌・脱臭機能がございます。
- オゾンって危険と聞いたことがあるのですが、安全ですか?
- 実はこの世の中に「安全な物質」など存在しません。そこにあるのは、「安全な物質」ではなく、「安全な量」や「安全な濃度」の物質です。
もちろん、水や酸素すら、濃度や摂取量によっては最悪死亡してしまうこともあります。だからこそ、業務用・家庭用に関わらず、きちんと理解されたうえでオゾンをご活用下さい。
<一般的物質の過剰摂取例>
【食塩】
食塩中毒。塩分は生命維持のために必要不可欠な栄養素であるが、過剰摂取は、時に生命を脅かす。イギリスで報告された食塩中毒の例では、12例中11例が「生後1.5カ月から9カ月の乳児」で、うち2例で死亡し、その摂取量は10g (小さじ2杯分) 程度であった。成人では食塩200gを摂取後死亡した例もあり。塩分過剰摂取後の症状は、嘔吐・下痢・発熱・頭痛・口喝・意識障害・痙攣等。
【砂糖】
急性糖尿病。糖分の過剰摂取ケースといえば、スポーツ飲料などの過剰摂取によって引き起こされるペットボトル症候群。急性糖尿病の症状としては他に、体がだるくなる、喉が渇きやすくなるだけではなく、昏睡状態に陥ることもある。急性糖尿病は清涼飲料水からだけとは限らず、市販で売られている飲料水には飲みやすさを考慮してかなりの糖質が含まれていることが多く、手軽に飲めることから知らず知らずのうちに過剰な糖分を摂取していることがあるため、注意が必要。
【水】
水中毒。多飲により腎の処理能力を超えると電解質バランスが崩れて希釈性低ナトリウム血症が生じ、軽症では疲労感・頭痛・嘔吐・浮腫、重症では脳浮腫による痙攣・錯乱・意識障害等・肺水腫やうっ血性心不全等の身体障害を起こし、死に至るケースもある。
【酸素】
酸素中毒。超高分圧の酸素を摂取した場合、またはある程度高分圧の酸素を長期にわたって摂取し続けることによって、身体に様々な異常をきたし、最悪の場合は死に至る。特にスクーバダイビングなど、空気あるいは混合ガスを用いての潜水した際に起こりやすい。
全て実例に基づいた症状です。
オゾンは、低濃度でご使用いただき、オゾンガスを吸引してしまったとしても人体に安全です。
しかし、高濃度・長時間の人体への吸引は、人体に悪影響が出ますので、以下の表をご参考の上、ご使用ください。
<オゾン濃度 (ppm) / オゾン暴露による人体への影響>
0.01~0.02 / 多少の臭気を覚える (やがて馴れる)
0.1 / 明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感じる
0.5 / 明らかに上部気道に刺激を感じる
1~2 / 2時間暴露で頭痛・胸部痛・上部気道の渇きと咳が起こる。
(日本医療・環境学会出典より)
オゾンは、疾病・死亡ケースが、世界に1例もありません。あくまでもラット等での試験データに基づき、人間ならと仮定したものです。
日本が日本産業衛生学会の基準を参考にしているようなオゾン濃度に対する厳格な基準や取り決めは存在しません。 何故なら、「オゾンには特有のニオイ (いわゆる『オゾン臭』) があるため、人間は危険を察知して回避することができる」ことと、「オゾンの影響は個人差が大きく、耐えられなくなった濃度がその人の基準であり、ここからは危険であると単純に線引きできるものではない」と考えられているからです。
よって、オゾン発生装置内蔵機器を使用される際は、以下の点をご留意ください。
・オゾン吹出口から直接吸引をしないでください。空間を適切な濃度にするため、吹出口からは、高濃度のオゾンが吐出されている場合があります。
・オゾン臭 (一般的に青臭いと表現される) により、気分が悪い・鼻や喉に刺激を感じる・咳が出るなどの症状がある場合、オゾンガス濃度が上昇している可能性があります。速やかに装置を停止して、換気を行ってください。
その際、オゾン発生装置内蔵機器に、オゾン出力調整があれば、出力を下げて再度ご使用ください。
また、オゾンによる症状は一過的なものであり、残留性・蓄積性はありません。
オゾンによる症状は、吸引してしまったオゾンガスの濃度と吸引時間の積によって、症状が出ます。
万一高濃度なオゾンガスを短時間吸引してしまって上記のような症状が起きたとしても、時間と共に回復します。
開発への想いや取り組みをブログで紹介
BLOG
これまでにもオゾン発生装置の開発や製造・販売を多数手掛けてきた実績のある会社として、
開発への想いや事業の中での様々な取り組みをブログにてご紹介してまいります。
商品のご紹介
商品のご紹介は弊社のコーポレートサイトよりご覧いただけます。
除菌や消臭など様々なニーズにお応え
FEATURE
オゾン装置は正しく活用することで除菌や消臭など様々な効果があり、水処理プラントをはじめとする様々なシーンでご活用いただいてまいりました。
工場などのニーズに応える、オーダーメイドの開発を行っております。